【皇室文化特別講座3回目】合同授業・認定証授与式
81回目 合同授業・認定証授与式
【皇室文化特別講座3回目】
2022/3/5 SAT
やったこと
- 装束に学ぶ皇室の伝統と格式についての講義
- 校長や院長による王朝装束の実演
- 認定証授与式
装束に学ぶ皇室の伝統と格式についての講義
メモ書きの書き起こしなのでわかりづらいかも...
- 着付けはふたりで行う。女性の場合、前を担当する方が格上、男性の場合、後ろを担当する方が格上と言われるが逆!後ろに気遣いが必要で、前は力仕事。
- 着付けの流派(衣紋道)には二つの流派がある。高倉流と山科流。皇室も交互に採用している。
王朝装束の実演
十二単の着付け
武官束帯の着付け
正殿の儀の庭上の威儀の者の装束。
したから白小袖、襪(しとうず)、大口袴、単衣、表袴、下襲、半臂(はんぴ)、闕腋袍(けってきのほう)、順に着付ける。沓は鞾(かのくつ)、冠は巻纓緌冠(けんえいおいかんむり)、石帯をつけ、太刀は平緒に通してはき、平緒の余りは前に下げる。帖紙・檜扇は懐に、平胡籙(ひらやなぐい)を背負い右手に弓を持つ。
十二単
文官束帯
供奉の皇族と侍従の装束。したから白小袖、襪、大口袴、単衣、表袴、下襲(背身頃が延びて長く後方に引く。この部分を裾とも尻ともいい、外出の際は下襲の裾を縦に二つ折りにして石帯上手にかけるか下位の人に捧げ持たせるが、下位の者は裾を踵の上までの纔着とする)、縫腋袍(四位以上は黒)を着て、儀仗の太刀を佩く。沓は浅沓。冠は垂纓、帖紙、檜扇を懐中に、笏を持つ。
御引直衣
かつては天皇の常服だったが、今では勅使発遣の儀の時のみお召しになる。冬は表白、固綾織に小葵文、夏は三重襷文の縹色薄もの。裾を長く引き、襴、蟻先もついている。下から白小袖、緋の御長袴に緋の御単衣。御袿は表白、裏緋のもの、上衣は白、立纓の御冠、御笏を身に着ける。
采女装束
下から、白羽二重の小袖の上に紅の切袴をつけ、絵衣(面は白練絹に松、椿、源氏雲などの文様が描かれ、裏は萌葱無地の生絹)を膝くらいまでたぐりあげ、紐をかける。掛衣(唐衣に似た裏なしのもので青海波の文様がある)を着て、襅(一枚もので袖がなく、蝶の文様がついている)を羽織る。髪は大垂髪で、櫛、心葉をつけた釵子、簪3本、日蔭の蔓をつける。
袿袴
礼装としての袿袴は唐織りの袿。白の練り絹(羽二重様の柔らかい絹地)の小袖の上に緋色精巧(塩瀬)の切袴を着け、固地綾織りの単衣に袿を重ねる。袿袴姿の袿は表の裂と裏の裂との間に中倍という別色の裂を細く挟んでいるのが特徴。袖口、裾などが三重の色の重なりになる。帖紙を懐中にして、手に雪洞を持つ。履物は袴と同じ色の絹張り。髪は中垂髪を結う。
王朝装束
認定証授与式
東京以外からも全国から受講者が集まってきていて圧巻でした。たくさんの方の礼装が見られて楽しかった!
授与されたもの
認定証と皇室の写真や装束について詳しく解説された本