【着付師講座】着付師としてのマナーについて
97回目 着付師としてのマナーについて
【着付師講座1回目】
2022/10/24 MON
ハクビ京都きもの学院『きもの教本 助教授・教授編』第1版, 東京, 株式会社ハクビ, 2020, 144p
やったこと
- 着付師講座の授業内容についての説明
- 着付けの心得についての座学
- 着付けの七道具についての座学
着付けの心得
当日
- 身嗜みに注意!
- 服装は動きやすく、清潔なものとする(白シャツに黒ズボンが基本)
- 刺繍や唐織の帯を痛めないように長い爪にしない
- 濃い化粧はさける(口紅などが帯や着物につかないように注意!)
- 手は必ず洗ってからお着せする
着付け
- 裾よけからきちっと着せる
- スピーディーに着付ける
- ヒソヒソ話はしない(お客さんが自分のことを話しているのではと気になってしまうため)
- 横から人の着付けに対して口を出さない(責任者にお話しする)
- モデルさんの体型については不平不満を言わない
- 小物、帯などの持ち物についても不満は慎む
- お草履と靴の入れ替えをする(人のものと間違えないように注意する、また忘れ物をしないようにするためにも要チェック)
- 足袋を履きやすいようにして用意する
- 着想順に小物などを整える
- 一人の人ばかり褒めない(着物など)
着付師の七つ道具について
当日準備しておく道具
クリップ
衿や帯を一時留めておくもの。自分で必要な本数を決めておく。たくさん持ちすぎると付けっぱなしにして気づかないので必ず途中でチェックする!
タオル・綿花
補整に使う。持ってこない人もいるので持っていく必要あり。(厚いものを持ってきてしまう人もいるので)胸当てガーゼが必要であればV字ににして用意。
巻きガーゼ
豊かな胸を整える。肌着の上からガーゼを巻いて胸を散らす。
腰紐
足りないときのために。さらしを切って準備しておくと便利。補整用は長くなくてもOK
輪ゴム
帯揚げの飾りを作る用。帯結びのヒダをとめる。輪ゴム or 細いゴム。輪ゴムを使うような帯結びはなるべくしない!
髪留め
ヘアセットより先に着付けをするときに使用。ヘアクリップやゴムなどなんでもOK!ポニーテール以外にする。お団子などにできれば問題なし。
衿芯
畳紙やカレンダーで作る。作るときは必ず白で!文字などが見えてしまうと困るので
後板
厚紙、ケーキの箱など白いところを表に出して2枚張り合わせてしまえばOK!前板も同様。一人だけの着付けのときは用意しておく!
両面テープ
問題になるので基本使わない!使う場合は、必ず承諾を得る。責任者に相談すること。自分で説明しない。糸と針は当日絶対NG!ハサミOK
ボールペン
伝票の記録などに使用。鉛筆のみのところもある。インクが着物につかないように
カットバン
絶対用意しておくこと。爪が割れた、血が出たときなど着物を汚さないように。
服装
着付けの時は白シャツと黒パンツ。爪は短く薄い色で装飾はしないようにする。着物や帯に引っかからないように。
着付師講座試験について
長襦袢から帯までを振袖20分、留袖15分で仕上げる
所感
- 着付師講座スタート!成人式のお手伝いを多分することになっているので、その勉強も兼ね初手から教えてもらっています。
- 初めてのお授業だったのだけど、実践編って感じで学びが深かった
- お試験が振袖と留袖で2回もあるそう...あと知らなかったけど、着付師講座は1年コースらしいもっと短期決戦的なものかと思っていたがんばろ
- 色々と現場に行くときに持参する必要のあるものがあって、それを自作して準備するのって結構大変だなと思った
- あと私は大規模な会場で着付けってやってもらった経験がないからよくしらないのだけどかなり狭い空間で短時間で着付けるみたい大変だ...そしてそれができるスキルを持ってる方々本当に凄いな
- 基本的に今時着物を着るときってハレの場が多いと思うから、そういう素敵な機会に携われるのって幸せなことだなと思った
- というわけできちんと技術磨いていく
- 次回は一日2コマ!