【教授】さくや結びのやり方について
117回目 さくや結びのやり方について
【教授13回目】
2023/3/15 WED
ハクビ京都きもの学院『きもの教本 助教授・教授編』第1版, 東京, 株式会社ハクビ, 2020, 144p
やったこと
・さくや結び ×2
さくや結びのやり方について
- 柄仕舞いを左側に決める
- 胴に二度巻きしっかりと締める
- たれを半分に折り上げ、手先を上になるように結ぶ
- 手先をしっかり開く
- 手先を肩幅に合わせ、中表にたたむ
- 根元側の手先をしっかり引き上げ4枚が綺麗に重なるようにする。クリップで留めておく
- 猫耳のように左側の背中に合わせ、反対側を中心で下に下げ手先の先端が右上にくるようにする。
- 形ができたら、一度クリップを外し、中心の下げた部分を左側のたたんだ部分の内側にいれてクリップで留めておく
- 三重紐をかける。両側とも手先の角をしっかりとおさえる!
- たれ先から55cmのところに両端クリップで留める
- 裏箱ひだを作り、クリップで留め直す
- 地の目を通し、たれ先も両端クリップで留める
- 三重紐の2個目のところに裏側から手先を出す。55cmのところまで通したら、55cmのところを押さえていたクリップは外す
- たれに遊びを十分に作って枕をつける。(たれはどちら側でもOK)枕の裏側を綺麗に整えておく
- 帯揚げをかける
- 長方形の台紙を入れ、たれを作る
- 仮紐で抑える
- 裏箱ひだを作った手先を下ろす(斜めか中央)
- たれに帯締めを入れ、手先とたれをあげる。お太鼓部分は小さめが◎
- 帯締めを締める
- 仮紐を外し、台紙を取り出す
- 手先の両端をしっかりと三重紐の方に押し込む
- 手前の手先を前に折る。猫の耳みたいにする
完成形
さくや結び1回目
さくや結び2回目
所感
- さくや結びは二重太鼓に猫耳がついたような帯結び。かわいい結び方
- 振袖には合わせない。訪問着とかに合わせる。紋付には微妙。
- さくや結びは仕上がりはとっても可愛いけど、工程が多くて大変
- ただ、たれ先に跡がついてしまうのでいい帯とか二重太鼓によくする帯ではやらない方がいいらしい
- 荷物を詰めようとしたら、バッグに全然入らなくなって一緒に受けている生徒さんに詰めてもらった。ありがたい...振袖は持って帰りなと言われて次回持って帰りますと話した