【着物知識】知識検定用の勉強メモ
きもの知識検定7級を受けるにあたっての個人的勉強メモ
きものの知識
袍
平安時代の男性の高官が着目した束帯や衣冠の一番上に着る衣で『うえのきぬ』とも呼ばれ、階級によって色や模様が定められていた
男性の第一礼装
黒羽二重、染め抜き五つ紋付きの長着と羽織に仙台平の袴をつけた服装。小物は、半衿、足袋、扇ともに白で統一する。履物は、畳表の雪駄で鼻緒は白。礼装用羽織の紐は。白の絹で丸組または幅の広めの平組を用いる。
▼銀座もとじさんのこのサイトの説明がわかりやすいです
Vol.14 男性の第一礼装(正礼装)~男性の礼装~|男のきものWEB講座
男性の準礼装
三つ紋付きの長着と羽織袴
帯
袋なごや帯
かがり名古屋帯とも呼ばれ、帯芯を用いず、出来上がり幅に織った帯地のたれと手先の一部をかがるだけの単仕立ての帯
文様
雲立涌
藤原時代からある有名な織物。有職文様。格調高い。
▼詳しく説明されている日本服飾史の記事
雲立涌文様について
扇面模様
扇は末広がりといわれ、古くから着物の模様としても用いられた。繁盛・開運の吉兆とされる。
▼画像付きでわかりやすい家庭画報の記事
きものの文様【扇(おうぎ)】繁盛・開運の吉兆を示す「末広がり」の形
茶屋辻
山水、流水、草花、海浜、楼閣などの模様。一年中着れるきものの柄。
茶屋とはお茶屋さんのことではなく、「茶屋」とは「茶屋染」という江戸初期に発明された模様染技法の一種黒系統の染色を専業とする染屋さんの総称とのこと。
▼こちらのnoteの記事が詳しく書かれています。
茶屋辻紋様
御所解き
公家生活の周辺にある御殿、御所車、四季の草花、山水などを配した模様。一年中着れるきものの柄。
四君子
蘭、竹、菊、梅を組み合わせた模様。一年中着れるきものの柄。
辻が花
絞りを主に描き、絵、摺箔、刺繍を加えた幻の染めといわれた気品の高い模様
小物
- 喪服の時の帯締めの房は、左右の房が下向き
- 祝儀不祝儀の金子を包むのにふさわしいのは台付き袱紗
- かけ袱紗とは、正方形で羽二重やちりめんなどで作られ、進物や結納金などにかけて用いるもの
- 小間物とは、化粧の紅、白粉、くし、かんざしの総称
- 足袋は古くは単皮の字を当てたこともあるように革で作られていたが、江戸時代の中頃に木綿で作られるようになった。
色
- 反対色による調和 ー モダンで個性的
- 同系色の濃淡による調和 ー 品のある落ち着いた雰囲気
- きものまたは、帯の中の一色を部分的に使った調和 ー 知的なセンスが表現できる
大島紬
- 島津藩主が上級武士以外の紬着用を禁止したのは1720年(享保5年)頃。薩摩藩へ献上する貢物に選ばれると同時に「紬着用禁止令」が発令された。
- 大島紬の染料として使われるテーチキにはタンニンが多く含まれている。
博多織
- 明治時代フランスにより輸入されたジャガード機により、安くて品質のよい博多織が織られるようになった。
- 満田弥三右衛門が鎌倉時代に博多織に取り入れた図柄は、仏具の独鈷と華皿。現在でも博多織の象徴
- 1600年(慶長5年)黒田長政が筑前を領有するようになってからは、幕府への献上品として博多織を献上するようになり、献上博多と呼ばれるようになった。
- 博多織の柄は7種類に分類される。献上博多、平博多、総浮(そううけ)、間道(かんとう)、捩織(もじりおり)、絵ぬき、重ね織
▼こちらの記事が詳しい
博多織の証 - 紋(織)博多とは、現代に好まれる柄付けで織られたもの
半衿
- 守貞漫稿は、掛け衿など近世風俗研究不可欠な文献
- 白半衿は、9月から5月には塩瀬や縮緬のものを用いるが、6月から8月までは絽や麻のものを用いる
根付け
- 根付は江戸時代頃からある
- 根付が最も盛んだったのは江戸時代
履物
- 登呂遺跡で発掘された日本で最初の履物が田下駄
- 奈良・平安時代、天皇が即位の儀式に履く履物のことを御挿鞋(おんそうかい)という
黄八丈
- 黄八丈は、黄色、樺色、黒色の3色を基調とした絹織物。染料は島内に自生している植物の草木染で、黄色は八丈刈安(コブナ草)、樺色はマダミ(タブの木)の樹皮、黒色は椎の木の樹皮と沼浸けで染めている。
- 樺染は、煎汁漬けと灰汁漬けを一番多く繰り返す
- 古くは沖ノ島とも呼ばれたが、貢納の絹織物の長さから八丈島になった